安全を買う

リターンライダーの増加

この背景には色々理由があるのでしょうが、そういう難しい話は専門家のコラムでも見てもらって、かく言う僕もそのリターンライダーのひとりになります(笑)。

f:id:uncle_cat:20210322095845p:plain

そしてここ数年、リターンライダーの事故が多いということも事実です。

30年振りに見るバイクは当時のものと全然別物で、特に安全周りの機能が充実していると思います、ABSやTRCとかね。

ヘルメットやジャケットも進化しているのでしょうが、バイク本体に比べると身に着けるものであるがゆえ、重さや大きさに制限があるので大幅な進化は難しいものなのでしょう。

久しぶりに教習所でバイクに乗ってみて、思ったより動かせることが分かりましたが、若いころに比べると、反射神経や体力・視力など、当然ですが能力が下がっているのは必然で、昔なら紙一重でかわせたものも、今はかわせないという前提で装備をしっかりしようと思っていました。

今のところ最強装備?

リターンを目論む僕の目には、最近のバイクの機能の凄さは衝撃的でしたが、もうひとつ、衝撃を受けたものとして、エアバッグ(インナー)です。

国内では無限電光株式会社さんのHIT AIRというエアバッグがあったようですが、ここ数年で完全独立型のエアバッグが相次いで発表されたようです。

残念ながら日本製ではなくどちらも海外メーカーですが、有名な2社であるダイネーゼとアルパインスターズからのリリースです。

HIT AIRは物理的にバイクと接続したキーが外れることで動作するということらしいのですが、僕は絶対外し忘れて展開させる自信がありました(笑)。だって眼鏡をしてるの忘れてレンズの上から目薬さそうとしたり、眼鏡をおでこに掛けてるならまだしも、普通に眼鏡してるのに眼鏡どこ行った?と探し回る人ですよorz。

f:id:uncle_cat:20210322095506p:plain

めがね、めがね・・・

最初に見たエアバッグベストはダイネーゼさんのD-air Smart Jacket(ベスト型)でした。実際に着させてもらいましたが、ハードプロテクター無しのベスト型ということで着ていても動きやすく軽いと思いました。

続いてアルパインスターズさんのTECH AIR 5ですが、こちらはTシャツ型といえば良いのか、肩の部分まであるタイプ。そして脊髄パッドはハードプロテクターになっていて、実際に来てみるとハードプロテクターの存在はしっかり感じます。

 

最終的にTECH AIR 5に決めました。やはり着てる感満載ですが、その分D-air Smart Jacketではカバーしていない、肩と脇腹部分もエアバッグが展開されます。

価格はD-air Smart Jacketが¥108,900(税込)、TECH AIR 5は¥98,890(税込)とTECH AIR 5の方が1万円ほど安い設定です。

ジャケットとブーツをアルパインスターズで揃えてしまったアルパインスターズは良いぞおじさんとしては、TECH AIR 5を選ぶのがもう自然な流れになってしまってたのと、ディーラーがTECH AIR 5の正式取扱店であったのも、TECH AIR 5を選んだ理由でもあります。

そんなわけで、取り付け部品を持って行ったついでにTECH AIR 5を買って来ましたが、もうね、ぶっちゃけ用品準備に使えるヘソクリが殆ど底を尽きました(汗)

エクスプローラジーンズとこのTECH AIR 5の価格で、純正のサイドパニア買えそうな感じだったのに・・・まぁパニアは実際にXRの乗り出してから考えましょう。

さっそく準備

TECH AIR 5には当然稼働用のバッテリーが内蔵されているので、まずは充電が必要となります。

f:id:uncle_cat:20210322110531j:plain

Micro USBで充電中

TECH AIR 5の起動は、かみ合わせ個所がマグネットのちょっと変わった形のファスナーを絞めて、胸元の留め具をセットしたら、基本的に稼働状態となります(詳しくはHPなどで)。

f:id:uncle_cat:20210322110539j:plain

f:id:uncle_cat:20210322110552j:plain

最近のこういう商品は、もれなくスマホと繋がったりします。僕はiPhoneユーザーなのでApp StoreからTech-Air® Ap‪pというアプリをインストールしておきます。

f:id:uncle_cat:20210323093118j:plain

Tech-Air® Ap‪p

まずやることは、ファームウエアの確認と最新化です。(これ大事です)

f:id:uncle_cat:20210322110616j:plain

アップデート中

この手のモノは、ファームウェアで機能や性能が変わるので、基本的に最新のものにするのが定番です。

どうやら、最近のファームになるとライディングモードが追加になり、ストリートユースとレースユースの切り替えが出来るようです。

f:id:uncle_cat:20210322110628j:plain

モード切替

詳しくは見ていませんが、レースモードはエアバックの展開条件が高めになっているものと思われます(加速度など)

装着感

RSタイチの電熱インナー(3L)の上にTECH AIR 5(XL)を着て、アルパインスターズのANDES3ジャケット(XL)を着てみると、胸元にゴルフボール1個分くらいの余裕が確認できたので、TECH AIR 5のサイズもXLにしました。

(ちなみに当方、身長180㎝ 体重82kg 胸囲110㎝)

試しに暖かくなった季節を想定して電熱インナーを脱いで来てみると、さらに余裕(当たり前だけど)が出来て動きやすくなりました。

 

さぁ、これだけ揃えればあとは納車を待つばかりです。雪解けがすごく待ち遠しくなりました。