実車を見に行く

やっぱり実物見ちゃったらね

 8月のお盆休みの少し前、妻を連れてお目当てのバイクを売っているお店に、思い切って行ってみる。

 なぜ、”思いきって”が必要かといえば、それは輸入バイクのディーラーだから(笑)

自動車では1度だけ輸入車のお店に行ったことはあるが、それは友達の付き合いで行ったので、気の持ちようが全然違うんですよ。だって今回は自分のことだからね。

 妻は誘っても来ないと思っていたけど、予想に反して一緒に見に行くと言い出した。珍しいこともあるもんだと思いながら、ドキドキしながら入店。

 お店の人がフレンドリーだったので、意外と緊張せずに話せた(笑)ついこの前大型免許取ったこと、お目当ての車両があることを伝えると、ちょうど試乗車があるから見てみませんかとガレージの方へ。

 そこには動画で存在を知り、調べれば調べるほど欲しくなったS1000XR(2020型)がありました。色は赤、もう1色グレーもあるのですが、展示用にあったそのグレーの車両は展示してすぐに売れたそうで、現在ではこの試乗車のみがあるとのこと。

 せっかくだからと跨らせてもらうと、シート高の低いバージョンだったこともあり、両足ベッタリ踵まで付くし、何なら膝が曲がるくらい。

 もし買うとしたら、標準のシート高の方をお勧めしますと言われました。まぁ買うとしたらね(汗)

 エンジンも始動してもらい、エンジン音も聞くことが出来ましたが、初めて間近に聞くリッターバイクの4気筒、迫力がありましたね。そのまま試乗を進められましたが、ヘルメットを持参というか持って無いので、近いうちにヘルメットを購入してから試乗させてもらうことにしました。本来なら店舗の試乗用レンタルヘルメットもあるのですが、新型コロナの影響で現状ヘルメットの貸し出しは出来ない状況となっているようでした。

 

 ショールームへ戻ると、妻は女性の店員さんとなぜか意気投合。僕が戻ると妻に後ろのシートに座ってみたらと勧められ、またガレージへ。

 一応僕がシートに座りスタンドを払った状態で、タンデムシートに妻が乗り込みますが、足つきの良いシート高が低いモデルのせいか、バイクを立てた状態で後ろに乗り込まれても、ふらつくようなことも無く安定性がありました。

 初めてバイクのタンデムシートに座った妻も、まんざらでも無いようなご様子で・・・。

 

なぜか妻が乗り気なんですが

 実車を見てから数日後、妻から

『あのバイク、幾らくらいするの?』

と価格について聞かれました。これってワンチャン買ってもらえるのか?でも正直に価格を伝えると、あまりの高額のせいで速攻で却下されるかもしれぬ・・・しかし、嘘をついてOKとなっても、いざ支払いの時に困るのは自分だし、ここは正直におおよその乗り出し価格を伝える。

 ま、当然口数が減るよね、だって新型ジムニーの新車より高いんだから(笑)あ、ちなみに1つ前の型(JB23W)のジムニーがセカンドカーです。

 免許はOKになったけど、流石にバイクを購入するのは無理だろうとは思うけど、せっかく免許取ったんだし、ヘルメットとグローブくらいは準備して、試乗くらいはしていきたいし、その内レンタルバイクを借りることになると思うので、ある程度の装備は必要だしね。

 後日、ヘルメットを注文し取りに行った足でそのまま店舗に行き、S1000XRの試乗をさせてもらいました。30年振りのバイクで公道走るのが、初大型バイクでしかも1000cc、さらに輸入車とあってかなり緊張しましたが、実際少し走り出してみると、これが思ってたより凄く乗りやすいんです。ほんとに1000ccもあるのか?ってくらい。

 試乗後見積もりだけ貰って帰宅、一応妻に試乗してきたことと見積書を見せておきました。

理由はわからんが断る理由は無い

 そしてさらに数日後、妻からこんな提案が

『バイク代200は出してあげるけど、残りは自分で払うなら出しても良いよ』

え?あれだけ反対してきたバイクの免許を取らせてくれた上、バイクの購入も許してくれるだと?さらにかなりの部分を家計負担でOKだと?

『もしかして俺、病気か何かで寿命短いの?』

 えぇ、本当に真顔で聞きましたよ。だって理由がわかんないんだもん(笑)でも、kと断る理由はこちらに無いので、ありがたく提案の受けて注文をしてきました。