慣らし運転(人間の方w)

日帰りの距離感

さて、このブログを立ち上げて、初めてタイトルに合った『旅』的な記事になると思います(笑)。

週末、16日は天気も悪そうなうえ、二度目に緊急事態宣言に入る日。そしてその前日の15日は天気も良く気温も高そうと来れば、やっぱり乗っておきたいもの。

さらに、16日からは自宅マンションのエレベーター交換工事により、妻の両親が小屋での避難生活(10日くらい?)が始まるので、バイクの出し入れがし難いというのもあったりで。(;´Д`A ```

今回は、前ブログにも書いた手の平の痛みの原因を探るのと、これまで長くても1日300㎞前後しか走れてなかったので、もう少し距離を伸ばせるか?というチャレンジものです(笑)。

早寝したら4時に自然と目が覚める初老パワー!丁度日の出の時間くらいなので、そのまま起きて軽く朝ご飯を食べ小屋に移動します。

この日の行程は、札幌→(高速)→朝里IC(小樽)→(国道393)→倶知安→(国道5号)→長万部→八雲→(国道277)→熊石町→(国道229)→寿都→(道道229、268)→ニセコパノラマライン(道道66)→(国道5)→余市→(高速)→札幌の約500㎞。

翌日から緊急事態宣言とはいえ、まん延防止等重点措置は適用中ですから、極力人と会わない話さないというコンセプトで(笑)。

早速セルフガソリンを満タンにし、すぐに札樽自動車道で朝里ICまで移動しちゃいます。まだ朝の6時ですから下道でも良かったんですが、一番交通量が多い部分をショートカットします。

 

ここから、峠越えを2回経て倶知安に向かいますが、雨は降らないものの曇天だったのと、長万部から太平洋沿いに出た、急に気温が12℃くらまで下がって、寒くてひたすら八雲まで移動したので、写真撮って無いです(;'∀')。

八雲で約200㎞なので、体調をみて問題無さそうだったので再び給油し、国道277(雲石峠)で熊石町へ向かいます。

実に37年振り

この雲石峠をバイクで越すのは初めてではなく、専門学校生のとき原付で通ったことがあります。同じ下宿に熊石町出身者の同期が4人も居たので、休みを利用して泊まりに行ったのですが、峠越えの時間は夜でしかも雨・・・2stキャブの原付ですから、中々きつかった思い出がかすかに残ってますが、道がかなり綺麗になった(カーブが減った)のと、今回乗ってるのは大型ですからね。あっという間にまた日本海沿いに。

もう、雲石峠の頂上付近で気温が一気に20℃くらいまで上がって、やっと一息つこうという気持ちになり、セコマで早目の昼休憩。サンドイッチとコーヒーを買って、すぐ目の前の熊石漁港ふれあい広場で、チャチャっと食べちゃいます。

このコンビニでの買い物だけが、ツーリング中の他人との唯一の会話でしたね(笑)。

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だいぶ明るくなってきたけど、まだ雲が

昔来たとき、この公園は海の中だったんですよ!平成5年7月12日の北海道南西沖地震のとき、この熊石町(当時は八雲町と合併前)にも津波が来て、ほんとギリギリのところで防げたということで、防潮堤の整備の一環としてこの公園が出来たそうです。

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ウニがたくさん(笑)

当時もそうでしたが、現在もウニやアワビがたくさん獲れる豊かな海の様です。

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周りには釣り人がまばらに

いくつもの愛称を持つ国道229号

さてここからは国道229号を日本海沿いに北上するのですが、北海道外から来るライダーには日本海沿いの国道=国道231号(オロロンライン)が有名だと思いますが、この国道229号も江差町から小樽市までの間に、いくつかの愛称を持つ景観の良い国道です。途中大きな町も無いのと位置的に札幌~函館間の移動に使おうとすると、ちょっと遠回りになるので、余り人気が無い道かも知れませんね。

愛称は町村ごとに「セタカムイライン」「カブトライン」「追分ソーランライン」と3つがあり、オロロンラインよりカーブも多く速度は下がり気味になりますが、その分奇岩が多い絶景のルートになります。

個人的には交通量も半端なく少ないので、途中道が細い部分もありますが、走りやすくて好きなルート。

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天気が良ければ沖に奥尻島が見える

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海から近いのもこの道の魅力

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奇岩も数多く点在

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大きな町も無いため、あまりツーリングルートに選ばれない様ですが、天気が良くて(←ここ大事w)時間に余裕があれば、ぜひ日本海を眺めながらユックリ楽しんで欲しいルート。ただし、海から近いので波が高いときは道まで波を被ることもありますので、天気が良くて風が穏やかな日を選ぶ必要はあります(笑)。

あまり見どころは多くないけど

景色は良いけど、これと言って名所が無いのも事実。今回は駐車場が満車だったので寄らなかった、せたな町大成区には日本一危険な神社で有名?な太田山神社(本殿)があります。何が危険かご存知ない方はググって見てください。僕は最初の階段登ったことしかありません。(;'∀')

その他は、島牧村にある茂津多岬灯台積丹町神威岬くらいですが、今回は積丹半島を回りませんが、このまま帰るとブログのネタが無くなるので、茂津多岬灯台に寄りました。

ひじょーーーにマイナースポットですが、地味に灯台のある高さが日本一だったりします(笑)。

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茂津多岬灯台入り口

看板には林道とありますが、写真のコンクリ―舗装、アスファルト舗装、簡易舗装と砂利道はありませんが、一部荒れてる部分もあります。まぁXRで走れる程度の荒れ方なので、問題は無いかと思います。

この入り口から一気に標高をあげる急こう配が続きます。道幅が狭いのとカーブが多いので、対向車に気を付けて安全な速度で走ってくださいね。

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これが日本一高い灯台

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階段で灯台の黒い部分の展望台へ上がれます。

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日本海を一望

屋根の高さが海抜290mらしいです(決して建築物の高さではない)。なお2位(兵庫県にあるらしい)と僅差の模様(笑)。

マイナースポットですからトイレや自動販売機すらありませんし、当然駐車場には僕だけです。(休憩用のあずま屋はあります)

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貸し切り(笑)

前に一度車で来たときは、海が雲海で覆われていて、別の壮大な景色でした。

ここから再び国道に戻り、寿都町から道道ニセコ方面に向かいます。

本当はこのまま岩内町まで抜けて、国道5号に乗ろうかとも思ったのですが、まだ時間があったので、ニセコパノラマライン(道道66号)に寄り道してみました。

この道はニセコの山々を越すため当然標高が高いので

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まだまだ雪が

5月いっぱいくらいは、道の脇には雪が残ってそうです。

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頂上付近はやはり寒かった

このまま岩内町に抜けて、国道5号で稲穂峠を越え、余市町から後志自動車道で小屋の近くまで。高速降りたところで朝使ったスタンドで燃料を補給(残り2L切ってたw)し、虫で汚れまくってたので洗車してから保管して、本日の日帰りツーリングは終了。

全工程547㎞で無事日帰り500㎞の壁は超えれました。

 

今回はReliveというアプリでログ取っておいたので、そちらのルートも張っておきます。  

 

 余談

さて、手の平の痛みに対するハード的準備は何も出来てなかったので、今回はソフト的(要は人間側でなんとかするw)に対応してみました。
どうしたかというと、ハンドルの持ち方を変えました。脇をワイドに広げてハンドルを握る角度を変えることで、 Handroid Pod MK4の母指球のプロテクターの当たりを変えてみようと。で、結果から言うとかなり効果ありでした!でも、肘を広げてワイドに持つということは、その分腕の長さを食われるわけで前傾がきつくなった代償として腰が・・・(;'∀')
これが正解という訳ではありませんが、もしこの方法で今後対処していくなら、ハンドルアップキットは必須かな?