四極制覇

北海道四極

新しいタイヤは割引期間中に注文したものの、新車装着タイヤのメッツラーロードテック01の溝も、交換するには少し勿体ない感じなので、もう少し距離を走ってから交換したいのですが、GW後は天気の周期と低温が続いていて全然XRに乗れてませんでした。

とりあえず日帰りでタップリ走れるルートを探していると、必然暖かめの道南方面のルートとなり、それだったら昨年北海道四極のうち北と東(北と東は日本四極でもありますが)は到達しているので、南と西をまとめて行ってくるルートとしました。

風間深志氏が提案したバイクラリーとしてSSTRはあまりにも有名ですが、実はもう一つ

www.round4poles.com

というのがありますよね。

このラリーの中で北海道に特化した

www.round4poles.com

というのがあり、北海道四極はNorthern RallyのWP(ウェイポイント)のうち、本土四極点(10P)のウチ2つ、エリア四極点(6P)の2つにあたります。

僕は今回のツーリングで2年にわたって北海道四極を制覇するわけですが、時間が取れる年になったら、いつかこのラリーにエントリーしたいと思っています(笑)。

出発!

早寝したので目覚ましを掛けてある4時前に目が覚めました。そういうお歳です(笑)。軽く海苔巻きだけ摘まんで小屋に移動、パニアに荷物を押し込みます。今回は温泉道具も持って行きましたが、時間的な関係で温泉には寄れませんでした(;^_^A

この時期の札幌の日の出は4時ちょい前

天気予報では晴れでしたが札幌市内上空は雲が掛かってました。まずは中山峠を目指し国道230号を走りますが、定山渓あたりで少しだけ小雨がパラっと来たので焦りました(-_-;)

それにしてももう6月中旬だというのに、今年は全然気温が上がりません!中山峠に向け標高が上がるにつれ気温も更に低下・・・寒いのでグリップヒーターを1(最小)~2(中間)(XRは3段階)にして上っていきます。

天気回復!

峠の頂上に近づくにつれ雲は薄くなり、頂上の茶屋まで来ると快晴になっていました。

中山峠から羊蹄山を見る

羊蹄山は少しだけ雲が掛かっていましたが、まだ残雪があり蝦夷富士という呼び名にピッタリな雰囲気になってました。

それにしても寒い・・・

流石に気温ひとケタは寒い

ここから先は最南端迄ずっと快晴が続きました。

さて「道の駅とうや」を少し越えたところで、国道230号から離れ道道285号→道道97号へ入ります。時間的に交通量を少ないので、このまま函館まで一般道で行っても良かったのですが、ここは二輪車定率割引を試してみるため太平洋沿いの国道37号に一度合流しすぐに豊浦ICより道央自動車道に入ります。

折角あの面倒くさい登録画面から、毎月翌月の土日祝の登録を4月からしてきましたが、やっと使うことが出来そうです(笑)

ここから終点大沼公園までは、二輪車定率割引の要件の1つである100㎞以上がギリギリあります(笑)。

100kmギリギリ越えます

普段長距離を走ると、ほとんど止まることなく走り続けてしまうのですが、この日は天気は良いけど比較的気温が低いので、どうしてもトイレ休憩が多くなってしまいます(笑)。中山峠の次に道央自動車道の八雲Pで本日2回目のトイレ休憩。

ここのPからは天気が良いと内浦湾(噴火湾)を挟んで、先ほど横を通り過ぎて来た羊蹄山を見ることが出来ます。

内浦湾越しに羊蹄山が見えます

このあたりまで南下してきて、ようやく気温も上がってきました!

お腹減った

この後の工程としては、函館市内でガソリン補給して、ついでに人間のガソリンも補給しようと予定していますが、予定より早く到着しそうで開店前に着いても仕方が無いので少し寄り道をすることにしました。

函館と言えば函館山からの景色が魅力だと思いますが、実は函館山以外にも眺望が良い場所が2か所あります。

1つめは城岱牧場展望台、2つめはきじひき高原 パノラマ展望台です。きじひき高原 パノラマ展望台はクルマでも行ったことが無いので、是非行ってみたかったのですがそれほど時間に余裕がなく、今回は城岱牧場展望台にしました。バイクでは初めて行きますが、何度か行ったことがあるので道も分かります。

城岱牧場展望台からは函館山を見ることができます

時間の割には地元?ライダーたちで賑わっていたので、写真だけ撮って給油と食事に向かいます。

さて函館のグルメと言えば、最近ではやっぱりラッキーピエロですね(笑)。今回は函館市のお隣の北斗市のお店にしました。きっと観光客も少ないでしょうしね。

ラッキーピエロ 北斗飯生店さん

時間を調整したのでAM10時開店直後に到着しました(笑)。朝4時前に起きて海苔巻きを少し食べただけだったので、もうお腹はペコペコ。

そして予想通りこんな時間から店内で食べるのは僕1人だけの貸し切りでした。それでもお持ち帰りのお客さんは引っ切り無しに来店していて、やっぱり地元の人に愛されてるんだなぁと改めて感じました。

チャイニーズチキンバーがとラッキーエッグバーガーとアイスコーヒー

店内で大ぶりなハンバーガーを2つと、たっぷりアイスコーヒーを堪能しながら、今先の工程を確認しました。

ここで折り返しではなく、まだまだ半分より手前なので、小屋まで8時間もかかると出ましたが

googlemapでは8時間15分と・・・

北海道あるあるですが、ほとんど信号も無く平均速度が上がるので、予測時間よりかなり早く着くんですよね。

北海道南端

ラッキーピエロを出たら、すぐに函館江差自動車道路(無料)に乗って木古内町まで移動し、そこからは国号228号で海沿いを南下していきます。

ラッキーピエロから70㎞少々で、今回の目的地の一つ目、北海道最南端の白神岬に到着しました。

北海道最南端の白神岬

これで残るは最西端だけとなりました。

日本一危険な神社(笑)

さぁ残る最西端の尾花岬は、このまま国道228号→国号227号→国道229号と日本海沿岸を北上していくのですが、江差町でとりあえず給油しておきます。

この先乙部町(おとべちょう)や瀬棚町(せたなちょう)でもガソリンスタンドはありそうなんですが、日曜日は定休日だったり営業時間が短かったりするので、確実に入れれるところで入れておくのが北海道ツーリングの定番です(笑)。

給油を終えさらに北上していくと、乙部町(おとべちょう)の市街地を過ぎたところで

昨年から土砂崩れで通行止めらしい・・・

まぁ手前に迂回路があったので戻って少しだけ山の中を走り、再び海沿いに戻って北上します。

一般的に日本海側を北上してせたな町方面に行こうとすると、国道229号に従って一部山の中を走る方にナビされるのですが、尾花岬はこの国道が迂回している部分、海沿いの道道740号でなければ行けません。

国道から再び道道に入りますが、この国道740号はとこどろころ超絶狭い箇所が何か所かあります(;^_^A まぁバイクなら何の問題も無いですが。

特段海岸線に奇岩がある以外、集落らしい集落もない夜1人で走るには少し寂しい道ですが、その中でも1番のスポットが「太田山神社 本殿」になります。

過去の一度本殿に行く階段を登りましたが、その先が地獄の険しさだったので断念した場所。別名「日本一危険な神社」とも言われています。

気になる人は、ググって調べてみてください(笑)。

ぱっと見普通の境内への階段のようですが

写真じゃわかりにくいと思いますが、しょっぱなの階段の傾斜が尋常じゃありません(笑)。階段なのになぜか上からロープが何本か下がってるのが分かりますか?

ほんとロープ無しだと怖いw

もうこの時期だと草も伸びで虫も居ますし、マムシやヒグマも怖いので、リベンジするにはやっぱり春先ですね。

北海道最西端(仮)

太田山神社から尾花岬はもう少しです。もう少しというか、実は尾花岬は乗り物や徒歩でも行くことが出来ないんですよ(;^_^A

一番近くの部分が太田トンネルという長めのトンネルの中になります(笑)。さすがにトンネル内は駐停車禁止ですし、仮に交通量が少ないと言ってもこの太田トンネル、中は何度も左右に曲がっていて全然見通しが悪いんです。しかしトンネルの中が左右に何回も曲がるって、日本の技術って凄いんですね。

本当の尾花岬には行くことが出来ない

そんなわけで、安全で最も尾花岬に近い地点というのは、この太田トンネルを北上しトンネルを出たところということになります。

出たところに少しだけスペースがある

交通量はビックリするくらい少ないですが、とはいえ通行する車両は居るので、停車時・発進時は最新の注意を払いましょう。

北海道最西端(仮)

さぁこれで昨年の最北端・最東端と合わせ、北海道4極すべてバイクで来たことになります。次のツーリングネタに何か探さないとダメですね(笑)。

本当に8時間かかりました(笑)

あとはひたすらナビに従って日本海沿岸を北上しながら小屋へ戻るだけですが、ここからはずっと曇りで風も強く、気温も13~14℃でちょっと寒い感じが続きました。

岩内町の道の駅でトイレ休憩を済ませたら、国号5号線で稲穂峠を越え、余市町から後志自動車道にで一気の小屋の近くまで移動。

ここは100㎞に満たないので二輪車定率割引の要件を満たせず、普通の二輪料金の休日割引でした。まぁ寒かったし流石に疲れていたのでね。

小屋に着く前にガソリンを満タンにして無事到着。googlemapの予想ピッタリ8時間掛かりました(笑)。

日没前に帰ってこれた

本日のデータ

走行距離は約750㎞でした。まぁ宗谷岬日帰りと変わらないくらいの距離ですね。

この日は時間的にも体力的にも洗車をして格納することが出来なかったので、このまま小屋に格納し翌日月曜日は休みを貰っているので、洗車は翌日にすることにして着替えて早々に帰宅しました。