ワインディング三昧

曲がることに慣れる

納車してあっという間に3000㎞走ってしまいました。これ、北海道だから短期間で距離が稼げてるんですよね(;^_^A
信号も少なく真っすぐな直線が多い土地ならではですが、真っすぐ走ってばかりだとタイヤの真ん中ばかり減るし、バイク本来の楽しみにひとつであるコーナリングがいつまで経っても慣れない、ということで、今回は峠のワインディング中心の日帰りツーリングにしてみました。

国道vs道道

北海道の有名なツーリングスポットは、比較的国道なことが多いです。オロロンラインとか三国峠とか知床峠とか。。。あ、エサヌカ線は国道でも道道でもない農道ですね(笑)。
個人的には道道の方が面白い道が多いと思っているので、XRでも道道中心のツーリングをしていこうと思っています。
まだ機材も揃っていないのですが、出来れば動画なんかも撮ってみたいと思いっていますが、まぁボチボチ揃えていこうかな(笑)。
さて、いつもより出発が遅くなったので、混んでいる札幌市内を脱出するために高速に乗ります。いやぁ、バイクのETCって本当に楽で良いですねぇ!
まずは札樽自動車道に乗り朝里ICまで行きます。本日1本目の峠道は、道道1号線の小樽定山渓線です。

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朝里ダム
その名の通り小樽市朝里から札幌市南区定山渓を繋ぐ道道で、愛称は 「定山渓レイクライン」「ゆらぎ街道」らしいのですが、当時バイク乗りの仲間内では「朝里峠」と呼んでいました。
大むかし原付では何度か走ったことがありますが、現在の道は当時とはかなり変わっていて、小樽側の頂上付近の道が大改修され、カーブも緩く広い道となっています。(ちなみに旧道はGoogleMapの航空写真で確認できます)
この改修された部分は殆どが橋になっていて、まるで空を飛んでいるかのような錯覚に陥るほど、大変良い景色を見ることが出来ますよ。

ループ橋

この道の小樽側の入り口には、北海道最大(たぶんw)のループ橋があります。ちなみに北海道に5つのループ橋がありますが、道道としてのループ橋はこの朝里の「朝里スカイループ」のみです。

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朝里スカイループ
ちなみにこの写真を撮った場所から下を見ると

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巨大ウォータースライダー(笑)

この季節には涼しげで良いですが、高所恐怖症の自分は結構ドキドキ(;^_^A

この少し上にある大きめのパーキングでも写真を撮ったのですが、緊急事態宣言で施設も閉鎖中で、ここも貸し切りでした。 

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貸し切り

さぁ、それでは本日1本目の峠道、行ってみましょう!というか、途中の写真は無いです(汗)。頂上近くには札幌国際スキー場があるのですが、流石に5月連休あたりまでは春スキーが出来るのですが、すでにシーズンオフとなっていましたが、山には残雪もちらほらありました。

一気に下って行って、札幌側のダムである定山渓ダム(さっぽろ湖)に到着。

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定山渓ダム(さっぽろ湖

閑話休題、あのヒグマの件

あ、ちなみにこの日の前日である6月18日の金曜日、ウチの近所でヒグマが人を襲った事件がありました。ウチから一番近い目撃場所は、直線距離で2㎞ほどのイオン元町店。このお店は僕らも良く買い物に行くところです(;^_^A

200万人都市の札幌中心部にヒグマなんて出るのは珍しいことですが、この定山渓がある南区の山にはたくさんヒグマが住んでいます。札幌市を囲うようにある山には、間違いなくヒグマが住んでいますし、毎年目撃情報もあります。

まぁそもそも北海道の山にはヒグマがたくさん住んでいて、札幌市の周りの山も例外でが無いので、たまに迷った野生生物が街中に出ることは決して珍しくありませんが、ヒグマは皆さんが思っているよりずっと臆病なので、人の多いところへ迷い込むこと自体が珍しいのです。

北海道の道を走るうえで野生動物との接触事故は気を付けなければならない1つですが、エゾシカも怖いですがヒグマの方がもっと怖いです。((((;゚Д゚))))ガクガク

エゾシカの体重は1~200kg、ヒグマは成獣で2~600kgもあります。今回駆除されたヒグマは150kgですが、決して大きい個体ではありません。そして毎年このヒグマと自動車との衝突事故も起きていますが、幸いバイクとぶつかった事故は聞いていません。

でもね、ぶつかったら大型バイクでも負けますので、やっぱり安全運転が一番ですね(笑)

ちなみにジムニーで山奥に遊びに行くと、高確率でヒグマの形跡(フンや毛、爪痕や足跡など)を目撃しますが、本体が居たとしてもほとんどすぐに山の中に逃げて行きます。ちなみに本体との遭遇は過去1回あり、今回駆除されたクマの倍くらい大きかったです(;^_^A

次の峠は

このダムから少し下ると、札幌の奥座敷定山渓温泉があります。温泉街を抜け、国道230号線で中山峠を越えます。

峠を越え喜茂別町(きもべつ)に入り、左折で国道276号線で今度は美笛峠を越えようと・・・しかし、喜茂別町から気温が下がり、前方の山々は霧で見えない状態。峠の手前の「きのこ王国」は、車がいっぱいだったので入国せずにスルーして、本当なら支笏湖→樽前に織岡線(道道141号線)でパン屋さんに行くつもりだったのですが、気温はどんどん下がり13℃で寒い・・・しかも霧雨が降ってきたので慌ててUターン(汗)、再び喜茂別まで戻ってきました。(実際のコースについてはReLiveの動画を参照してくださいw)

暖かい場所を探して

このまま中山峠で札幌戻るのは面白くなかったので、天気が良さそうな羊蹄山の方へ向かってXRを走らせます。

途中羊蹄山のビュースポイントがあったので、停めてパチリ。羊蹄山の周りはこのようなビューポイントが何か所もあるので、写真を撮るには苦労しません。

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喜茂別のビューポイント

この先の京極町(きょうごく)まで行って、空いてたら吹き出し公園でも見ていこうと向かうが、ここも緊急事態宣言で明日の20日まで閉鎖ということで、道の駅のトイレだけ拝借。

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閉鎖中でした

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綺麗なトイレで休憩

京極町には友達もいるのですが、緊急事態宣言下ですので寄らずに今回はスルー。倶知安町(くっちゃん)まで国号276号線で行き、そこから右折で国道393号線で樺立峠(かばたち)&毛無峠の2連続峠越えで小樽に戻ってきました。

あとは下道で小屋までのんびり走って、この日のツーリングは終了。全走行距離約300㎞ですが、全体的にゆっくり走ったせいか、カウルやシールドには虫が殆どついていませんでした(笑)

今回のお題のコーナリングですが、これだけのワインディングを走って来れば、おのずと慣れて来るものです。走りこめば走りこむほどXRの優秀さを体験することになります。

今回のツーリングで、コーナー手前でのクイックシフター(ギアシフトアシスタントプロ)によるギアダウンにも慣れました。自力でブリッピングの必要が無いので、減速に集中できます。最近はダウン時のシフトの固さもだいぶ取れてきて、最初の時より軽くシフトダウンできるような気がします。

おまけ

小屋にXRを収納し一服しながらふと畑を見ると、ホウレン草が良い感じに育っていたので収穫(笑)。

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まだ少し小さいけど、このくらいの方が灰汁が無くて食べやすい

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新聞紙に包んで持ち帰り(笑)

お昼ご飯を食べずに走っていたのでお腹ペコペコ、マンションに戻ってからこのホウレン草とベーコンを使って和風ペペロンチーノにして食べました!